幼児の歯磨き粉はフッ素とキシリトールに注目！洗口液も使って虫歯ゼロ！

フッ素とキシリトールについて

1. 歯の再石灰化の促進･･･食事をすることで溶かされたカルシウムやリンを再び歯に取り込み修復するのを促進する効果
2. 歯の質自体を強化･･･永久歯に比べて乳歯や生えたての歯は軟らかく酸に弱いです。そんな歯の表面を酸に溶けにくい性質に修復する効果
3. 虫歯の原因菌や酸の生産を抑制･･･歯磨きで落としきれなかった虫歯の原因菌の働きを弱め酸の生産を抑える効果

このように歯質を強化する効果が非常に高く、世界各国で虫歯予防に利用されています。

1. 非発酵生･･･虫歯の原因となる酸の生産がない
2. プラークの改良･･･プラーク内で酸が作られにくくし、酸の中和も促進
3. 虫歯の原因菌の抑制･･･虫歯の原因菌の数と酸の生産を減少させる。

このようにキシリトールも虫歯予防に効果的ですが、あくまでも毎日の歯磨きや歯科医院での定期検診などの習慣によってもたらされる  予防効果を向上  させることが目的となります。

幼児の歯磨き粉選びに迷ったら

• 然成分が主体でうがいが不要のもの･･･香料や着色料を含む歯磨き粉を使用する場合、しっかりとうがいをして口の中をすすぎます。しかし、まだうがいが出来ない小さな子供はそのまま歯磨き粉を飲み込んでしまう事があります。そうなった時でも大丈夫なように天然成分が主体でうがいが不要のものを選びましょう。
• 研磨剤や発泡剤が入っていないもの･･･大人用の歯磨き粉には大体含まれている研磨剤と発泡剤ですが、大人と比べて子供の歯は軟らかく研磨剤が歯の表面を歯の表面を削りすぎてしまいます。また発泡剤はその泡が邪魔になり歯の汚れを落としきる前に歯磨きを止めてしまうことがあります。
• キシリトールとフッ素が配合されたもの･･･虫歯予防としてとても優秀なフッ素とキシリトールが含まれている歯磨き粉は特にオススメですが、選ぶ際にはフッ素濃度に注意しましょう！

フッ素濃度が高いほど虫歯予防の効果が高くなると言われていますが、うがいが出来ない小さい子供は飲み込んでしまう事を想定しフッ素濃度500ppmが良いとされています。それ以下だとフッ素の効果が薄れてしまうので[歯の生え始め～5歳→500ppm][6歳～成人→1000ppm]を目安にして選ぶのが良いでしょう。

幼児用洗口液を使うタイミング

【まとめ】フッ素とキシリトールを使った歯磨きは虫歯のゼロへの第一歩！

虫歯ゼロを目指すなら先ずはしっかりと歯磨きをする事が大前提であり、その上で[フッ素]と[キシリトール]はとても重要な役割をはたしています。

歯が生えたばかりの乳児～うがいが出来るようになった子供まで、様々な年齢や好みに対応する歯磨き粉や洗口液などのサポート用品があります。その中で自分の子に合ったものを探し出て親子で虫歯ゼロを目指しましょう！